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2022.12.31

【京都 仁和寺】十二単撮影レポート 

12月21日の京都 仁和寺での十二単撮影レポート!

来年より、文化体験プログラムとして、十二単を着て撮影するプランが始動いたします。そのためのサンプル撮影を先日、寒い中行ってきました。モデルのガリーナさんは、十二単を素敵に着こなしてくださいました!寒い中、ありがとうございました!!

モデル:ガリーナ 衣装提供:maruichi

十二単とは?

十二単(じゅうにひとえ)、または十二単衣は、平安時代後期に成立した公家女子の正装。十二単という名称は、文献上女房装束(にょうぼうしょうぞく)、裳唐衣(もからぎぬ)等と呼ばれていた装束の後世の俗称である。五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)とも呼ばれる。

五衣・唐衣・裳という名称は、この装束が「袴・単・五衣・打衣・表着・唐衣・裳」から構成されていることに由来している。

今回着用の十二単

今回、撮影に使用させていただいたのは、正式ではなく略式のお衣装です。正式の重ねは、かなり重く約20㎏程あると言われ、一般の方の体験に使用するのは、大変だろうということで、簡易式の十二単を使用したプランで検討しました。

髪型は?

大垂髪(おすべらかし、または、おおすべらかし)とは、平安時代の貴族女性の髪形です。

本来は自然のままに髪を垂らした姿を言うが、肩の辺りで髪を絵元結で結んでその先を等間隔に水引で束ねていく「元結掛け垂髪」が「おすべらかし」と呼ばれるものであったそうです。江戸時代初期までは概ねこの形であり、公家階級女子の成人式や宮中の儀式の際には奈良時代の結髪の風習の名残で、前髪を上げて髻を作り櫛などを挿していた。

江戸中期 – 後期にかけて民間の結髪方法で鬢を横に張りだす形が流行し、それが宮中に取り入れられて現在見られるような形となっている。一般の結髪方法はその後鬢の張りは少なくなっていったが、宮中の形はその張り出しを保持したまま今日に至っているそうです。

現在ではこのように横に張り出し、頭頂部に髻を作った元結掛け垂髪を型やかもじなどを入れてボリュームアップしたものを「おすべらかし」と呼ぶのが普通で、女性皇族が伝統的な儀式に参列する際に十二単と共に礼装とするほか、一般女性でも結婚式の際にやはり十二単と共にこの髪型にすることがあります。

撮影場所は?

冒頭にも書きましたが、撮影場所は、京都仁和寺です。十二単を着用したまま、動き回るのはとても大変!!

そこで仁和寺で十二単が素敵に撮影できるのは、やはりコチラ!!

宸殿

宸殿 とは?

宸殿は仁和寺御殿の中心をなす建物です。仁和寺ではこの建物を「宸殿」と称しているが、建築様式の上からいえば、「書院造」というべき場所だそうです。


明治二十年の大火で焼亡の後、大正一二年(一九一四)に竣工しているが、京都御所から下賜された「常御殿」の再現ではなく、設計者の亀岡末吉氏の独自の構想によるもので、この宸殿も勅使門などと同様、建築本体から欄間の彫刻や襖の引手などの金具類に至るまで、意匠の一切が設計者の手になるため、細部にまで神経が行きとどき気品のあふれる建物に仕上げられています。

宸殿の内部は三部屋によって構成されている。 西側がーの間で、他の二室よりは床面を一段と高くした「上段の間」になっている。
この部屋は「床」「違い棚」「付書院」や一般に武者隠と呼ばれている「帳台構」などを持つ本格的な書院の構成になっている。さらに天井には特に「折上小組格天井」と称する特別の形式が採用されている。
宸殿の内部を飾る襖絵や戸・障子などの絵画の一切は、京都御所の御用絵師であった原在泉(一八四九~一九一六)画伯の手になるものである。
特に見事なのは震殿内部を三室に仕切る襖絵で、大和絵で四季の風物が描かれ、 桃山様式の建物に華を添えている。
襖絵は、上段の間には爛漫の桜、二の間の夏の図には加茂の葵祭、秋は嵐山の三船図、三の間の冬景色として大阪交野の鷹狩がそれぞれ描かれているほか、戸・障子には四季の草花や飛鳥などが描かれている。

プランへの想い

私たちは、その場所の歴史、日本の文化をリアルに体験し、五感で感じ学ぶ!心を育む体験を提供できればと考えています。仁和寺という国宝・重要文化財を多く所有する寺院で撮影しながら、仁和寺の歴史に触れることができ、その場所で、まるでタイムスリップしたかのような文化体験をすることで、この場所を守り歴史を刻んできた!!先人たちの想いを感じていただければと考えています。外国の方だけではなく、日本の方々にも、日本の歴史や文化をもっと知っていただくきっかけになればと思っています。なお、このプランには、平安時代のお食事も体験していただけます!詳細は、また来年!!

 【企画プロデュース】

 LEAM Japan   
Mariko Kitamura 

日本の伝統文化・伝統工芸、国宝、重要文化財などの日本の「ホンモノ」をインバウンドVIP向け観光資源にするプランニングを提案、独自サービス「TRIP PHOTO」を手掛け地方創生のビジネスモデルとなるサービスを作成し、世界へPRするスキームを構築中。 愛媛県・松山まつり「野球拳おどり2023」キービジュアルのアートディレクションを手掛けています。 フォトグラファーとしてファッション・モデル・アーティストの撮影、創作ストーリー撮影を得意とし、プロデューサー兼アートフォトグラファーとしてオールラウンドに活躍。 
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